海外で運転する予定が近づいてきたとき、まず迷うのが「どこで手続きをすれば良いのか」という点ではないでしょうか。武蔵野市から動こうとすると、市役所なのか、近くの警察署なのか、それとも運転免許試験場まで行くべきなのか、調べはじめてもすぐにぐるぐるしてしまいます。
地域情報メディア『武蔵野ノート』のエリア担当、まさあきです。わたし自身、以前に手続きしようとして武蔵野警察署へ向かいかけたことがあります。事前に調べて間違いに気づきましたが、あのまま行っていたら確実に二度手間でした。そういう「行ってみたら違った」が起きやすいテーマなので、先に整理しておきたいと思っています。
この記事では、申請できる窓口の種類と武蔵野市からの動き方、必要書類と写真で引っかかりやすい点、出発日から逆算した準備の進め方、そして国によって事情が変わるケースについて順番に見ていきます。
国際免許でできることとできないこと
国外運転免許証(いわゆる「国際免許」)は、ジュネーブ道路交通条約(1949年)に加盟している国で、日本の運転免許証と一緒に提示することで運転できる書類です。免許そのものというより、日本の免許を現地で示すための証明書に近い位置づけです。
有効期間は発行日から1年間です。ただし、日本の運転免許証が失効すると国外運転免許証も効力を失うため、国内免許証の有効期限もあわせて確認しておく必要があります。渡航先で使えるかどうかは、その国・地域の制度や現地での運用によって変わります。
国によって使える・使えないが分かれる理由
迷いやすいのが、同じ国際免許でも行き先によって扱いが違う点です。ジュネーブ条約の締約国であっても、現地の法律やレンタカー会社の規定によって、追加書類や日本の運転免許証の提示を求められる場合があります。
アメリカ、イギリス、カナダ、オーストラリア、フランス、ドイツなど、旅行先として名前が挙がりやすい国でも、実際に必要なものは現地の制度やレンタカー会社によって変わることがあります。渡航先が決まっている場合は、警視庁の情報だけでなく、渡航先の大使館・領事館、利用予定のレンタカー会社、旅行会社の案内も確認しておくと安心です。

行き先が対象になるかどうかは、警視庁のサイトで先に確認できますよ
武蔵野市から申請窓口を探すときの見方
武蔵野市の場合、市役所では国外運転免許証の申請はできません。窓口は警視庁が指定した施設に限られます。東京都内に住所がある方の申請先として、2026年5月時点で案内されている主な施設は次のとおりです。申請前に、警視庁公式サイトで最新情報を確認してください。
- 府中運転免許試験場(平日・日曜)
- 鮫洲運転免許試験場(平日・日曜)
- 江東運転免許試験場(平日・日曜)
- 神田運転免許更新センター(平日のみ)
- 新宿運転免許更新センター(平日のみ)
- 世田谷・板橋・立川の指定警察署(平日のみ)
武蔵野市からなら、武蔵境駅南口から小田急バスで「試験場正門」方面へ向かえる府中運転免許試験場が動きやすい候補になります。日曜に動きたい場合も選択肢に入りますが、日曜受付は府中だけではなく、鮫洲・江東の運転免許試験場も対象です。行きやすさ、当日の予定、交通経路を見て選ぶのがよさそうです。
武蔵野警察署では手続きできない理由
先に確認しておきたいのは、武蔵野警察署や三鷹警察署では国外運転免許証の申請ができないという点です。警視庁が指定している警察署は、世田谷・板橋・立川の3か所に限られています。
「近くの警察署に行けばいい」と思って向かうと、空振りになります。住所変更などとは窓口が違う手続きです。この点だけでも先に押さえておくと、当日の動きがずいぶん変わります。
申請前にそろえたい書類の全体像
必要なものは多くありませんが、一点でも欠けると受け付けてもらえない可能性があります。警視庁の公式サイトで最新の案内を確認したうえで、次の書類を準備します。
- 運転免許証・マイナ免許証
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現在有効な日本の運転免許証、またはマイナ免許証。2枚持ちの方は両方必要です。マイナ免許証のみの場合、渡航先によって従来の運転免許証が必要になることがあるため、事前確認がおすすめです。
- パスポート原本
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手元にない場合は、eチケット控えなど渡航を証明する書類が必要になります。印刷した書面が求められる場合があるため、公式案内を確認して準備します。
- 写真1枚
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縦4.5cm×横3.5cm。申請前6か月以内に撮影した、無帽・正面・顔中心・無背景のものです。
- 手数料
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警視庁公式サイトでは2,250円と案内されています。金額は変更になる可能性があるため、申請前に最新情報を確認してください。
- 古い国外運転免許証
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持っている場合は持参が必要です。新たに申請するとき、返納しないと交付できない場合があります。
写真で引っかかりやすい具体的な点
写真の規格はパスポート用と同じサイズ(縦4.5cm×横3.5cm)ですが、撮影から6か月以内という条件を見落としがちです。パスポート申請と同時期に撮った写真を使えそうな場合も、まず撮影日を確認しておくと安心です。
府中・鮫洲・江東の運転免許試験場には自動証明写真機があると案内されています。ただし、混み具合や機械の稼働状況までは事前に読みにくいので、写真を用意してから向かうほうが当日は落ち着きます。
出発日から逆算した準備の進め方
国外運転免許証は原則として即日交付です。ただし、状況によって即日交付できない場合もあるため、出発直前ではなく、少し余裕を持って動くほうが安心です。窓口は平日中心で、日曜対応は府中・鮫洲・江東の運転免許試験場です。
警視庁公式サイトの「ジュネーブ条約締約国等に関する情報」で渡航先を調べ、必要に応じて大使館やレンタカー会社の案内も確認します。
パスポートの有効期限と手元の有無、写真の撮影日を確認します。マイナ免許証のみの方は、従来の運転免許証が必要になるケースもあわせて確認します。
平日に動けるなら更新センターも候補になります。日曜対応が必要なら、府中・鮫洲・江東の運転免許試験場から行きやすい場所を選びます。
受付時間は8時30分~16時30分が基本ですが、昼休み時間がある窓口もあります。出かける前に公式情報で確認します。
申請当日に困りやすいこと
当日の受付は午後4時30分までが基本ですが、日曜の運転免許試験場や指定警察署では、午前11時30分から午後1時まで受け付けていない時間帯があります。昼前後に到着すると、そのまま待つことになるかもしれません。
午前中の早い時間に到着するか、昼休み明けの時間を確認してから向かうのが無難です。わたしなら午後に向かうときは、1時を過ぎてから動くようにします。
現地で追加確認が必要になるケース
ジュネーブ条約の対象国であっても、現地の法律やレンタカー会社の規定によって、日本の免許証の翻訳文や追加書類を求められる場合があります。これは国際免許の有無とは別に確認したいところです。
渡航前に現地の交通ルール(右側通行か左側通行か、最低運転年齢、レンタカー利用条件など)を確認しておくと、現地についてから慌てにくくなります。外務省の海外安全情報や渡航先の大使館情報も確認先として参考になります。
よくある勘違いと見落としやすい点
よく誤解があるのが、国際免許証だけで運転できるという思い込みです。正確には、国際免許証は日本の運転免許証とセットで携帯する必要があります。マイナ免許証のみの方は、渡航先によって従来の運転免許証が必要になる場合があるため、早めに確認しておきたいところです。
もう一点、武蔵野市役所では申請できないことも要注意です。転入届や証明書の手続きと同じ感覚で向かうと空振りになります。申請先は市役所ではなく、警視庁が指定した試験場、更新センター、指定警察署です。
公式情報をどこで確認するか
申請先の窓口、受付時間、必要書類、手数料の最新版は、警視庁のウェブサイト「国外運転免許証取得手続」のページで確認できます。内容は変更になる場合があるため、出かける前にもう一度確認しておくと安心です。
渡航先が対象になるかどうかは、同じ警視庁サイト内の「ジュネーブ条約締約国等に関する情報」で国名から調べられます。実際に現地で運転する予定がある場合は、渡航先の大使館・領事館や、利用予定のレンタカー会社の案内もあわせて確認しておくとよさそうです。
準備をはじめるなら今日の一歩から
手続き自体は原則即日交付なので、書類がそろっていれば1回の外出で終えられる可能性があります。ただ、パスポートが手元にあるか、有効期限が残っているか、写真が使えるかは事前に確認しておかないと当日に焦ります。今日できることがあるとすれば、パスポートの場所と有効期限をさっと確かめるところから動いてみてください。
わたしも以前、「そのうち確認しよう」と後回しにして、出発直前にパスポートの有効期限が思ったより短いと気づいたことがあります。国際免許の有効期限は1年間ですが、渡航先によっては入国時にパスポートの残存期間を求めることもあるので、セットで見ておく価値があると感じています。
武蔵野市から府中試験場への道のりは、武蔵境駅からバスで向かえるため、候補にしやすいルートです。準備が整ったら、受付時間と必要書類を公式情報で確認してから出かけると、当日の不安を減らせます。旅先で運転する時間が、気持ちの良いものになったらうれしいです。













